法人携帯としてau・ドコモ・ソフトバンクなどの大手キャリアと契約中の皆さん、「格安スマホ」に乗り換えを考えてみませんか?「格安」と名前にあるだけに、格安スマホは大手キャリアのプランに比べてお得!に契約できます。
ただ、格安スマホと一口に言っても事業者ごとにサービス内容・料金設定は大きく異なります。また、大手キャリアのように全ての事業者が法人携帯に対応している訳ではありません。むしろ格安スマホのほとんどは個人携帯のみです。
今回は法人携帯にも使える格安スマホの中でも、特におすすめしたい「ワイモバイル」についてご紹介しましょう。ワイモバイルの基本情報からおすすめする理由についても詳しくまとめていますので、ぜひ乗り換えの参考にしてください。
1. 格安スマホとは
そもそも、「格安スマホって何?」という方も多いのではないですか?CMなどで見かけることはあっても、大手キャリアしか経験がないのであれば当然です。むしろ「格安ってなんだか信用できない」と一歩引いている方も多いでしょう。
格安スマホって何?
冒頭で紹介した「ワイモバイル」とは、ソフトバンク(SoftBank)の提供する格安スマホの一種です。では、そんな格安SIMとは何かについて見ていきましょう。
格安SIMと低価格端末のセット
実は、明確に「格安スマホ」というものはありません。単に、ワイモバイルのような事業者側が格安スマホとして、「格安SIM」と「低価格端末(スマホ)」をセットにして販売しているだけです。
当然、SIMロックのかかっていない「SIMフリー端末」があるのなら、ワイモバイルで格安SIMだけを契約することも可能です。自分の好きな端末を使い続けられるのは格安SIMならではのメリットと言えます。
格安SIMとは
SIMカードとは端末内に挿入される「ICカード」のことを指します。そして、格安スマホに使われる「格安SIM」とは大手キャリアから通信回線を借りることで通常よりもお得!な月額料金で提供しているSIMカードです。
つまり、格安!なだけで格安スマホも大手キャリアも使用しているSIMカード自体は同じものです。決して料金に合わせてサービスまで格安!になっている訳ではありません。大手キャリアと回線の質はほとんど同じです。
低価格端末とは
格安スマホとして提供される低価格端末(スマホ)とは、大手キャリアで提供されているものに比べて料金がお得!な端末のことを意味します。中には、本体料金が10,000円代のまさに格安!なものもあります。
低価格端末も格安SIMと同様に質が悪いということはなく、中国や韓国など比較的物価の安い国で開発・製造されているからこその格安!なだけです。当たり前ですが、通話・データ通信などの基本機能は普通に使えます。
格安ってどれくらいお得なの?
ここまで「格安、格安」と紹介してきましたが、大手キャリアに比べて格安スマホはどれくらい格安!なのでしょうか?
月額1,000円台のものも
一般的に大手キャリアで法人携帯(スマホ)を契約すると、通話定額・データ定額のプランでおおよそ月額6,000円〜8,000円/回線ほどです。正直、法人携帯として10台100台を維持するだけでも大変でしょう。
その点、格安スマホは格安!と名前にあるだけに普通に通話・データ通信のできるプランで月額1,000円/回線から見つけられます。また、通話だけに機能を絞るなら月額500円/回線ほどとまさに格安!です。
通話料金は少しお高め
月額料金自体は格安!な格安スマホですが、その多くは大手キャリアのプランのように通話定額が含まれていません。例えば、「相手が誰でも国内通話であれば24時間無料!」というのはほとんどない訳です。
そのため、格安スマホでは月額料金に「通話料金」が加算されます。あまり通話しないのであれば定額料金のかからないのはお得でしょう。しかし、頻繁に通話するのであれば通話定額がないと割高になると言えます。
サービスに欠点はないの?
ここまで、基本的に「格安スマホ=お得!」という面ばかりを紹介してきました。正直、「欠点はないの?」と不安になることでしょう。
通信回線は大手と同じ
先述した通り、格安スマホで使用される通信回線はau・ドコモ・ソフトバンクなどの大手キャリアから借り受けたものです。例えば、今回紹介するワイモバイルが使用しているのはソフトバンクの通信回線です。
当然、同じものを使用しているのですから通信回線の質自体は大手キャリアと変わりません。ただ、あくまで借りている回線に限りがあるものなので、利用者が増えるごとに回線が遅くなりやすくなるようです。
端末も最新のものばかり
格安と聞くと「バーゲンセール」や「中古」「型落ち」などをイメージするかもしれません。しかし、格安スマホとして販売されている端末は物価の低い輸入物なだけで日本やアメリカで生産されたものとほとんど同じです。
むしろ最近では日本メーカーの最新端末が格安スマホとして販売されていることもあります。わざわざ大手キャリアから5万6万の端末を購入するくらいなら、格安スマホとして1万2万ほどから探した方がお得でしょう。
高速データ通信にも対応
よく心配されるのが「大手キャリアから乗り換えると速度が遅くなるのでは?」ということです。確かに、格安スマホのプランによっては高速データ通信(LTE)に対応しておらずWEB閲覧にストレスを感じることもあります。
ただ、最近では格安スマホでありながら高速データ通信に対応したプランが数多く登場しています。当然、それらプランでも十分に格安!と呼べる料金設定なので大手キャリアから乗り換えるメリットはあると言えます。
2. ワイモバイルをおすすめする5つの理由
正直、格安スマホだけであればワイモバイルでなくとも楽天MobileやBIGLOBEなど他にも数多くのサービスがあります。しかし、今回はあえて「ワイモバイル」をおすすめします。その理由は、次の5つです!
実店舗が全国約4,000店
ワイモバイルのような格安スマホで問題となるのが「実店舗がない」ということです。例えば、端末の操作方法・不具合などトラブルがあれば皆さんはキャリアショップに行くと思います。それが多くの格安スマホではできません。
その点、ワイモバイルは全国約4,000箇所に実店舗が設置されています。個人携帯とは異なり、法人携帯は少しでも使えない時間があるのは問題です。大手キャリア並みに実店舗があるのは法人携帯としてメリットと言えます。
お電話でのサポート体制も万全
不具合・紛失などトラブルならまだしも、ちょっとした操作方法が分からないからと気軽に実店舗まで行くのは大変です。だからと、業務中に法人携帯の操作方法が分からないのではそれこそ大問題でしょう。
そんな時は、ワイモバイルの提供している「ワイドサポート」の出番です。月額500円/回線が必要となるものの、専用窓口に電話すると専任オペレーターが基本操作から設定方法まで詳しく説明してくれます。
キャリアメールも標準で付いてくる
基本的に格安スマホにはキャリアメールは配布されません。例えば、auであれば「@ezweb.ne.jp」やドコモであれば「@docomo.ne.jp」など、パソコンメールをブロックしている相手への送信に意外と役立ちます。
実は、ワイモバイルでは大手キャリアと同じようにキャリアメール「@ymobile.ne.jp」を配布しています。法人携帯として欠かせないキャリアメールが使えるので、社員間や取引先とのやりとりもスムーズです。
機種(スマホ)の種類も豊富
先述した通り、格安スマホだからと質が悪いということはありません。ただ、事業者によっては選べる機種に限りがあります。もちろん、どれでも良いなら問題ないのですが、せっかくなら好きな機種で気持ちよく業務に励みたいですよね?
ちなみに、ワイモバイルでは法人携帯として「iPhone SE」「Andoroid One X1」「nexus 5X」「DIGNO E 503KC」など全8機種を販売しています。ワイモバイルならきっとお気に入りの1台を見つけることができるでしょう。
LINEのID検索機能が使える
法人携帯として社員間のコミュニケーションに「LINE」を活用しているところは多いと思います。ただ、残念なことに大手キャリアなら当たり前にできるLINEの「ID検索機能(年齢認証必須)」はほどんどの格安スマホではできません。
しかし、ワイモバイルは格安スマホでありながらLINEのID検索機能が使えます。これはワイモバイルはLINEの要求する年齢認証ができるためです。検索できるできないの違いですが、実際にできないと友達を増やすのが大変です。
3. ワイモバイルは本当に格安!だった
ワイモバイルが他の格安スマホに比べてお得!であることはご理解いただけたと思います。ただ、格安!でなければ「格安スマホ」ではありません。そこで、ワイモバイルの法人携帯のおすすめプラン「スマホプランS/M/L」で検証してみました。
「スマホプランS/M/L」が格安!
高速通信のデータ量が1GB・3GB・7GB(S/M/L)の中から選べるプランです。月額料金はスマホプランSが2,980円/回線でスマホプランMが3,980円/回線、スマホプランLが5,980円/回線となっています。
ただ、法人携帯として6回線以上を1度に契約すると割引対象となり、全プランで月額1,000円割引が受けられます。つまり、スマホプランSが実質1,980円に、基本的に通話・WEB閲覧しかしないなら十分に格安!です。
パケット定額サービスがセットに
「スマホプランS/M/L」では、すべてのプランに「パケット定額サービス」がセットです。大手キャリアのように基本料金・データ料金・ネット使用料などと細かく分かれていません。非常に分かりやすい料金設定と言えます。
その上、ワイモバイルの法人携帯では契約中のデータ量内であれば「4G/3Gの高速データ通信」が使えます。格安スマホだからとデータ通信が遅くなるわけではなく、快適なWEB閲覧・アプリのダウンロードが可能です。
10分/回の通話がすべて無料!
10分/回の国内通話であれば24時間無料!で通話できます。発信先もワイモバイルだけでなく大手キャリアはもちろん格安スマホや固定電話宛ても対象です。ちなみに、10分より長い通話は20円/30秒が加算されます。
統計を取ると、1回にかかる通話時間は3〜5分ほどだそうです。つまり、10分以上の通話は私生活・業務中ともにまずありません。社員同士の連絡事項や取引先との電話対応など、このプランであれば十分に対応できるでしょう。
プラス1,000円で通話無料に
10分以上の長電話が多いのであれば、オプションプラン「スーパーだれとでも定額」に加入するのもおすすめです。月額1,000円をプラスするだけで、ワイモバイルだけでなく他社宛ての国内通話が24時間無料!です。
例えば、「スマホプランS(1,980円)」であれば実質2,980円/回線で利用できます。通話・データ通信が1つになった基本プランに必要なオプションプランを足していくだけなので、ワイモバイルのプランはシンプルで選びやすいのです。
4. まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はau・ドコモ・ソフトンバンクなどの大手キャリアで法人携帯を契約中の皆さんに向けて、格安スマホ「ワイモバイル」への乗り換えをおすすめしました。
ワイモバイルのポイントは3つ、「月額料金が格安」「サポート体制が充実」「キャリアメールが使える」ということです。特に、月額1,980円/回線ほどで通話定額が付くのは大きなポイントと言えます。
もちろん、ワイモバイルの他にも私たちの周りには法人携帯を提供している格安スマホはあります。ぜひ、紹介しな内容を参考にワイモバイルと大手キャリア、他の格安スマホを比較した上で乗り換えを検討してみてください。