サービスの質は大丈夫?Y!mobile(ワイモバイル)トラブル&クレーム集

「ワイモバイル 評判」とネット上で検索してみると良い口コミがある反面、「ワイモバイルは止めておいた方が良い」という悪い口コミも見かけます。正直、「ワイモバイルへの乗り換えってどうなの?」と気になるところです。

ただ、このような法人携帯に関するトラブル・クレームというのはワイモバイルだけでなくauやドコモといった大手キャリアにも珍しくありません。要は、あらかじめワイモバイルについて悪い面も知っているかどうかの違いだけです。

そこで、今回はワイモバイルとの契約に後悔しないために、よくあるクレーム・トラブルについてまとめてみたいと思います。その上で、ワイモバイルのサービスの質は良いの?悪いの?という点についても考えていきましょう。

1. ワイモバイルによくあるクレーム

「ふてニャン」「ニャンキュッパ(1,980円)」などのCMでお馴染みのワイモバイル、良い面が印象的ですが問題が全くない訳ではありません。では、まずはワイモバイルならではのよくあるクレームをいくつかご紹介しましょう。

販売員の態度が悪かった

「ワイモバイル クレーム」や「ワイモバイル トラブル」と検索してみてください。実際のトラブル内容は様々ですが、一様に言えるのは「ワイモバイルの販売員の対応が悪かった」というクレームが多く見られるというところです。

ただ、ワイモバイルは全国約4,000箇所に実店舗を設置しています。この数はauやドコモといった大手キャリアと同等かそれ以上です。つまり、それだけ販売員の人数も多く、中には態度の悪い販売員がいても不思議ではありません。

不思議なことに私たちは素晴らしい対応は当たり前として、悪い対応をクレームとして積極的に投稿しようとします。つまり、「一部が悪い=すべてが悪い」というのではない訳です。まずは、実際に近くの店舗に行ってみるのが良いでしょう。

Y!mobile(ワイモバイル)トラブル&クレーム集│ワイモバイルで法人携帯契約

高速データ量が少なすぎる

ワイモバイルのクレームで意外と多いのは「高速データ通信が少なすぎる」というものです。ワイモバイルで提供されている高速データ通信はスマホプランSが1GB、スマホプランMが3GB、スマホプランLが7GBの3種類のみです。

反対に、最近の大手キャリアでは個人携帯でも最大20GBや30GB、法人携帯では100GBまで対応した高速データ通信も提供しています。確かに、これでは「ちょっと少なすぎるのでは?」と感じるのも納得できます。

ただ、ワイモバイルは格安!を売りにしている格安SIMです。例えば、スマホプランS(割引時)は月額1,980円/回線から契約できます。もし、データ通信を頻繁に行いたいのなら今はまだ大手キャリアを選んだ方が良いかもしれません。

地方での通信が不安定になる

ワイモバイルだけでなく格安SIM全体にあるクレームですが、「トンネルとか地方に行くと通信が途切れやすくなる」というのも良く見かけます。確かに、自社で通信設備を持たない格安SIMではどうしても通信が途切れやすくなるのでしょう。

ただ、反対に都心部や駅周辺などではそのようなクレームがほとんどないということです。また、ワイモバイルは大手キャリア「ソフトバンク」の回線を借りてサービスを提供しています。当然、回線の質自体はソフトバンクと同様のはずです。

さらに2016年、ワイモバイルは格安スマホの通信状況に関する調査においてNo.1の安定性を獲得しています。また、ソフトバンクの高速通信「LTE」の範囲は毎年のように拡大しているので、通信環境は十分に高品質と言えます。

Y!mobile(ワイモバイル)トラブル&クレーム集│ワイモバイルで法人携帯契約

※ソフトバンクも今や日本中で多くのアンテナを立てていますよ。

最低契約期間が長すぎる

大手キャリアだけだった時代からの根深いクレームとして「最低契約期間が長すぎる」というのもあります。実は、ワイモバイルは最低契約期間が大手キャリアと同じで2年間です。当然、期間内の解約には解約手数料がかかります。

一般的に格安SIMは最低契約期間が無い、または数カ月である場合がほとんどです。例えば、格安SIMの「FREETEL」「mineo」などはMNP転出からの契約でなければ最低契約期間を設けていません。

Y!mobile(ワイモバイル)トラブル&クレーム集│ワイモバイルで法人携帯契約

この「自由に乗り換えられる」「幅広いサービスからプランを選べる」ことこそ、私たち利用者が格安SIMに求める大きなメリットの1つです。もしワイモバイルと法人携帯を契約するのなら、最低利用期間は覚悟した方が良いでしょう。

思ったより月額料金が高い

格安!と付いてはいますが、ワイモバイルには「思ったより月額料金が高い」というクレームも出ているようです。先述した通り、ワイモバイルの「スマホプランS」は月額1,980円からと、大手キャリアに比べれば確実に格安!と言えます。

ただ、他の格安SIMと比較すると「少し高いのでは?」と言えるのも確かです。例えば、法人携帯を受け付けている格安SIMで人気の「楽天モバイル」では、050番号の使える「050データSIM」は月額645円から契約できます。

しかし、ワイモバイルのプランには「10分/回の国内通話が全て無料!」という通話定額がセットです。反対に、ほとんどの格安SIMは通話料が別で発生します。であれば、通話の多い法人携帯にはワイモバイルは十分にお得!です。

2. 解約に関するトラブルが多い?

ここまで、ワイモバイルに関わるクレームの数々を紹介してきました。ただ、そのどれも知ってさえいれば対処・回避できるものばかりだったかと思います。反対に、知らないからこそクレームにトラブルに発展する訳です。

ちなみに、ワイモバイルには最低契約期間が2年間もあるとのことでした。だからなのか、ワイモバイルには解約時に関するトラブルが非常に多いようなのです。中には、有名な都議会議員を激怒させたという話もあるほどです。

契約更新月のトラブル

解約時に発生するかもしれない費用も

解約時に必要なもの

契約更新月のトラブル

ワイモバイルはもちろん、大手キャリアなどでトラブルなく解約しようとすると「契約更新月」に手続きするのが一番です。この契約更新月について「曖昧で良く分からない」「店員から受けた説明と違った」というトラブルをよく耳にします。

契約更新月とは、契約満了月の翌月から2カ月間を指します。例えば、2017年9月8日に契約すると契約満了月は2年後の2019年9月です。そして、翌月10月〜11月までが契約更新月として解約手数料は発生しません。

上記の例で言うと、2019年9月30日までと12月1日からは解約手数料が発生します。たった1日忘れただけで次の契約更新月まで2年あるのですから、店員に頼りきりになるのではなく自身で管理しておいた方が安心でしょう。

解約時に発生するかもしれない費用も

ワイモバイルでは解約時に解約手数料以外にもいくつかの費用の発生する場合があります。

・解約手数料…9,500円(スマホプランS/M/Lの場合)

・割賦残金…端末代金の払い残し分

・一括購入割引…2年以内の解約に対する今までの割引分

・MNP転出…6,000円(6カ月以内)、3,000円(7カ月以降)

上記の他に、ワイモバイルでは解約月の月額料金の「日割り計算」を行っていません。また、ネット上での解約手続きができず店頭のみとなっています。発生する費用を把握した上で余裕を持って手続きするのがおすすめです。

解約時に必要なもの

法人携帯の解約時に必要なものを下記にまとめました。

・担当者の本人確認書類…免許証+名刺または社員証

・法人印…担当者の署名でも代用可能

・端末+SIMカード…利用中のもの

解約手続き自体はそれほど手間のかかるものではありません。上記のものを準備した上で、ワイモバイルの実店舗に行けば問題なく手続きできます

余談ですが、ネット上で「ワイモバイル 解約 クレーム」と検索すると「都議会議員がワイモバイルに激怒!」といった衝撃的な内容の記事を見つけました。激怒の理由は「契約時の触れ込みと実際のサービスが違った」ことだそうです。

そこで、その都議会議員はワイモバイルに抗議し解約手数料を無償!で解約したとのことです。日本人の風潮として「言わないのが華」とありますが、やはりトラブル・クレームについては一度話し合った方が良いのかもしれませんね。

Y!mobile(ワイモバイル)トラブル&クレーム集│ワイモバイルで法人携帯契約

3. ワイモバイルが向いている人

ここまで、ワイモバイルに関するクレーム・トラブルについてまとめてきました。結論として、ワイモバイルは他の格安SIM・大手キャリアと同様にクレーム・トラブルはあるもののサービスの質は十分に高いと言えます。

ただ、どんなサービスでも向いている人と向いていない人がいます。ポイントは、皆さんが法人携帯に何を求めているのかです。では、最後にワイモバイルで法人携帯を契約するのに向いている人をご紹介しましょう。

①月額料金を抑えたい人

②頻繁に通話したい人

端末にこだわりのない人

月額料金を抑えたい人

auやドコモなどの大手キャリアで法人携帯を契約すると、月額料金で6,000円〜8,000円/回線というのも珍しくありません。正直、法人携帯として社員全員分を維持しようとするとそれだけで大きな悩みのタネ(経費)です。

その点、ワイモバイルの法人携帯は「スマホプランS」で月額料金は1,980円/回線から、大手キャリアに比べて4,000円以上もお得!な訳です。「少しでも月額料金を抑えたい」という方にはぴったりな格安SIMと言えるでしょう。

頻繁に通話したい人

格安SIMのほとんどは大手キャリアのような通話定額を提供していません。あくまで月額料金を抑える代わりに通話料はしっかり取るというスタンスです。ただ、法人携帯は社員間や取引先との通話が主な使用目的と言えます。

その点、ワイモバイルの法人携帯(スマホ)はどれも「10分/回の国内通話は無料!」という通話定額がセットとなっています。まさに「社員間での連絡を密にしたい」「取引先との電話対応に使いたい」という方におすすめです。

端末にこだわりのない人

大手キャリアの法人携帯を見てみると、iPhoneからスマホ(Android)、ガラケーに至るまで数多くの端末が揃っています。やはり気に入った端末ほど持っていて気持ち良いものはないですし、業務効率にも影響するかもしれません。

反面、ワイモバイルで提供されている法人携帯は「iPhone SE」に加えてスマホが7機種、ガラケーが5機種のみです。正直、今流行りの最新機種はほとんどないので「端末にはあまりこだわりがない」という方向けと言えます。

Y!mobile(ワイモバイル)トラブル&クレーム集│ワイモバイルで法人携帯契約

2. まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、「ワイモバイルって本当に大丈夫なの?」と不安を抱いている皆さんのために、ワイモバイルに良くあるトラブル・クレームの実態についてまとめてみました。

販売員の態度・高速データ量・通信環境など、トラブル・クレームの種類は数多くありますがどれも知っていれば対処できるものばかりです。また、そのほとんどが他のキャリアも抱えている問題と言えます。

反面、ワイモバイルを調べてみるとシンプルでお得!な料金プランに大手キャリア並みの通話定額、実店舗展開など高い品質のサービスも数多くあります。もはや格安SIMと言って良いのかさえ怪しいレベルですよね。

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